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令和3年度「山と海の交流事業」助成

2021年09月10日 13:48更新

TOSみどり森・守財団では、森林、河川、海を守り育てる啓発のための活動の一環として、山間部の小学校と海岸部の小学校の子どもたちが交流し、自然を体験しながら環境を守ることの大切さを知ってもらう「山と海の交流事業」への助成を行っています。


 


平成18年から毎年実施している「山と海の交流事業」は、例年一泊二日で行っていましたが、15回目の今年はコロナ禍により日帰りでの開催となりました。夏休みに入ってすぐの722日、大分県みどりの少年団育成連絡協議会 泉一徳会長のご紹介により、「中津市立三郷小学校」5年生15名、6年生7名と「杵築市立豊洋小学校」4年生9名、5年生13名の児童(計44名)が、大分県立香々地青少年の家で交流体験活動を行いました。


 


入所式では、三郷小学校の児童の進行で岸原校長先生の挨拶、青少年の家の方のお話の後、泉一徳先生から「森の話」と題して講義が行われました。休憩をはさみ、磯の観察の時間には、岸原校長先生の「磯の話」を聞き、泉一徳先生の指導の下で磯の観察が行われ、昼食までの間に海水浴と磯の清掃活動を実施しました。


 


午後はプラネタリウム室にて、豊洋小学校の児童の進行で「山と海の交流事業」の開所式が行われ、みどりの少年団の西村玲唯団長の挨拶、TOSみどり森・守財団の園田浩二郎理事長からの「はげましの言葉」と災害に強い森づくりのための植樹用の楓の苗木の贈呈、そして三郷小と豊洋小の活動内容の紹介がありました。


行事の最後は、大分大学名誉教授 川野田實夫先生による南極調査を基にした大変興味深い「水の学習」が行われ、多くの児童から質問が寄せられました。


 


熱中症対策として財団からスポーツ飲料を差し入れし、コロナ対策、暑さ対策に万全を期して無事に終了することができました。


山と海の児童が、香々地の自然の中で協力し、様々な体験を通して自然の大切さを実感することができた一日になったと思います。