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番組審議会だより
第497回テレビ大分番組審議会
2016年10月11日更新
■日時 平成28年10月11日(火)
■場所 テレビ大分本社 4F 会議室
■議題
1、9月と上期の「視聴率調査結果」と9月の「視聴者対応」報告
2、10月期の「番組改編」について概要説明
3、平成28年4月~9月の「番組種別放送時間」結果 及び10月期「基本番組種別」についての報告
4、番組の視聴・合評 「ドキュメント九州 盲目の噺屋ザトー」(制作部) 7月19日放送分
5、次回開催 平成28年11月8日(火)
視聴・合評の概要
☆落語部分は非常に面白く、その他の部分では目が見えないながらも前向きな姿勢が映像から伝わり、派手さはなく淡々とした内容ではあったがよくできた番組だった。
☆彼の生き方、人となりがよく表現できており、考えさせられるよい番組だった。学生の時に聞いていた落語をなぜ再び始めようと思ったのか、今後どうしていくのか、なぜプロになろうとしているのか等、具体的にわからなかったので彼の思いがもう少し明確に出たらよかったのではないか。
☆普段なかなか知る機会のないこのような障がいを持つ人の考え、生活を知ることができ、いろいろと教えられた。深夜に放送するのはもったいないので別の時間に放送できればよいと思った。
☆番組の質は高く、丁寧に描かれていたが、何を一番伝えようとしていたのかがわかりづらかった。最後に福岡の研修施設に入ったが、突然の印象があり、もう少し説明を丁寧にしてほしかった。
☆30分と言う短い番組の中でいろいろ考えさせられ、視聴者に勇気を与えようという意図は伝わった。キーワードとなったフレーズは、テロップではなく本人の口から聞ければよかった。
☆障がいに負けずに、という重いテーマだが、力が入らずに淡々としていたので悲壮感なく爽やかに見ることができた。障がいを持って頑張る人は様々なジャンルに何人もいて、彼はそういう人たちとどう違うのかわかりづらかった。
☆30分が長く感じられるほど引き込まれる内容だった。タイトルの「盲目」という言葉の選択は他になかったのか若干ひっかかった。
☆彼の人柄が明るくて前向きなので番組全体も暗くならずに爽やかな印象を持った。ぜひ続編を作って欲しい。
☆最後に自立の為一人で歩けるよう研修施設に入ったところが、がんばればステップアップできると思えるよいエンディングだった。家族やヘルパーさんの言葉が全くなかったことに違和感があったので聞きたかった。
テレビ大分番組審議会事務局097-532-9111