公益財団法人 TOSみどり森・守財団

中津市三光「上田口桜の丘づくり植樹大会」が開催されました

2017年04月03日更新

TOSみどり森・守財団では、「森林、河川、海を守り育てる啓発のための諸行事」の主要事業として植樹大会を毎年実施しています。

平成28年度は、9回目となり、3月5日(日)に中津市三光で地域づくりに取り組んでいる「上田口桜の丘づくり協議会」と共催で桜の丘づくりに取り組みました。 植樹場所は、中津日田道路田口IC周辺です。

午前11時からの開会式では、藤澤民雄理事長が「植樹したサクラが満開になり、憩いの場、観光の名所になる事を願っています。」と挨拶。また、上田口桜の丘づくり協議会の鳥居場務代表から「植樹した桜を守り、桜でいっぱいの地区にしたいです。」との挨拶をいただき、森林組合の方からは苗木の植え方についての説明がありました。
参加者は、中津市や上田口地区の方々を中心に、「山口小学校や三郷小学校の児童・保護者」「桜ともみじの会」や「宇佐自然と親しむ会」など、約160人で桜やモミジの苗木を 300本植えました。
また、植樹の後は、八面山野外音楽堂で、お弁当をいただきながら恒例のお楽しみ抽選会等、参加者の楽しい交流会が行われました。


中津市長も参加されての記念撮影


緑の少年団もサクラやモミジを植樹しました



平成29年度「森林づくり活動助成」応募要項

2017年04月01日更新

「森林づくり活動助成」は、みどりを守り育てる活動、森林づくりの活動に取り組む団体に 対して助成します。

1.助成対象団体
県内で森林づくりの活動に取り組んでいる団体が対象です。
※ 団体には、町内会、学校などを含みますが、国、地方公共団体などは除きます。

2.助成の対象となる活動
○ 広場、公園、学校、福祉施設、空き地などの植樹や樹木の管理、みどりを増やし 育てる活動
○ 里山や雑木林などの保全と復元活動
○ 森林づくり、森林を育てる活動

3.助成金の上限
1団体あたりの助成金は、原則として10万円を上限とします。

4.助成金対象経費
森林づくり活動に必要な次の費用を対象とします。
○ 森林づくり活動(植樹、緑地の保全・復元)に要する苗木、器具、資材などの購入費
○ 森林づくり活動時の保険料
○ 森林づくり活動に必要な指導に対する専門家への謝金
○ 森林づくり活動への会員以外の参加者募集経費や報告用記録写真などの事務費

※注意:以下の費用は、助成対象となりませんので、ご注意下さい。
○ 団体の運営費(団体の運営に必要な経費、会報の作成費及び送料など)
○ 団体のスタッフや会員、会の関係者などに対する賃金や謝金など
○ 他団体への補助(助成)等を目的とした費用

5.応募方法
財団の専用申請書に必要事項を明記の上提出書類を添付し封書で郵送してください。
※ E-メールやファクスによる応募は受け付けておりません。

6.問い合せ先
下記事務局に電話かFAXで、お問い合わせをお願いします。
〒870-8636 大分市春日浦843-25
公益財団法人 TOSみどり森・守財団 事務局 溝口
TEL  097-537-8133
FAX  097-537-5519
(電話受付時間 9:30~17:30 ※土・日曜日、祝日を除きます。)

平成29年度「TOSみどり森・守環境大賞」応募要項

2017年04月01日更新

1.趣  旨
地球温暖化防止のため森林、河川、海の保護、育成及び研究、その他森林、河川、海に関わる著しい功績があり、他の模範となる個人・団体を表彰する。

2.推薦基準
(イ)森林、河川、海の保護、育成に功績のある者。
(ロ)森林、河川、海について学術的に深い研鑽を積み、功績のある者。
(ハ)森林、河川、海を通じて教育、指導に功績のある者。
(ニ)地球温暖化防止など環境対策で著しい功績のある者。

3.選考方法
(イ)各団体に推薦を依頼し、TOSみどり森・守財団の審査会にて選考する。
(ロ)審査会委員は、TOSみどり森・守財団の理事長及び学識経験者などで 構成する。

4.提出書類
(イ)推薦状・・・・・・・1部
(ロ)功績調書・・・・・・1部

5.書類提出先
公益財団法人TOSみどり森・守財団事務局
〒870-8636 大分市春日浦843-25 (株)テレビ大分本社内

6.提出期限
平成29年9月30日

7.表彰方法
公益財団法人TOSみどり森・守財団の理事長が表彰し、TOSみどり森・守環境大賞と金一封を贈る。

8.表彰の時期及び場所
平成30年2月中旬 (予定)
大分市春日浦843-25  株式会社テレビ大分本社

9.問い合わせ先
公益財団法人TOSみどり森・守財団 事務局 溝口
TEL 097-537-8133
FAX 097-537-5519  

 “山!川!海!を守り育てよう”2016年度(第1回)小学生ポスターコンクール 最優秀賞に 池浦ひなたさん (大分市立金池小学校3年)

2017年03月27日更新

これまで行ってきた作文コンクールに変わって、自然環境保護についてのテーマは引き継ぎながら、今年度初めて県内小学3年生~6年生を対象に、ポスターコンクールを行いました。(募集要項は前掲載のとおりです。)

・審査会は、平成28年11月28日に行われ、6名の審査員により30点の最優秀・優秀・佳作(入賞)作品を選出しました。

・入賞者を含む105点のポスター作品は、大分県立美術館アトリウム(1階)に、 年明けの2月7日から12日まで展示されました。

・表彰式は、大分県立美術館研修室で平成29年2月12日(日)に行われました。
表彰式では、理事の皆さんが見守る中、 公益財団法人TOSみどり森・守財団の藤澤 民雄理事長と 公益財団法人森林ネットおおいたの重本 悟理事長が、
「県内64の小学校から1,145点ものポスターの応募がありました。その中から、 皆さんの作品が入賞作品となりました。未来に夢を持ち、大分の豊かな自然を大切にして、皆さんの町が、もっともっと住みよい地域になるよう活動していきましょう。」 と、お祝いの言葉を述べました。
そして、入賞者30名に賞状と楯、副賞が贈られました。 その後、審査員長の米持武彦大分県教育庁義務教育課長が、「山、川、海等の自然を大切にする意義やポスターの果たす役割等」について、わかりやすく講評をしていただきました。 また、ポスターコンクールに大きな貢献をいただいた小学校7校に学校賞として、3人掛けの木製ベンチが贈られました。

最優秀賞 池浦ひなたさんの作品

入賞者は以下の通りです。

最優秀賞
池浦ひなた(大分市立金池小学校3年)

優秀賞
仲嶋 大喜(大分市立鴛野小学校3年) 大塚由実菜(大分市立大道小学校4年)
川村 環和(大分市立滝尾小学校5年) 武津 孝紀(大分市立森岡小学校5年)
佐野 飛翔(宇佐市立深見小学校6年)

佳 作
3年生  川﨑 美侑  徳丸 晃聖  金澤 哲平  佐藤 春之介
4年生  倉迫  諄  後藤菜々子  橋本 侑樹  渡邉 さくら 森 来理  河南信太郎  藤近さくら  臼杵 祐菜      
5年生  秋広 耕太 吉岡 風雅 工藤 千夏 三浦 未来 長田 陽菜
6年生  山田明佳里 道頭 研人 岩田 佑平 松尾あゆみ 吉良  黎 原田 蒼斗 福永 三琴

学校賞
豊後高田市立桂陽小学校 別府市立朝日小学校 大分市立西の台小学校  大分市立金池小学校 大分市立南大分小学校 大分市立別保小学校  大分市立小佐井小学校

平成29年3月1日から、参加賞と共に作品の返却を行いました。


公益財団法人TOSみどり森・守財団
公益財団法人森林ネットおおいた

平成28年度「山と海の交流事業」2017年2月4日~5日

2017年02月28日更新

みどり森・守財団では、活動の一環として山間部の小学生が海岸部で、 海岸部の子供たちが山間部で、それぞれの自然を体験して環境を守ることの大切さを 知ってもらおうという交流事業を助成しています。

平成28年度は、2月4・5日の両日、「玖珠町きりかぶ緑の少年団」の児童15名が佐伯市の大分県マリンカルチャーセンターで海の体験活動を行いました。
午前中は南極体験の話、 午後からは、海を詠むとして川柳づくりや磯辺の清掃を行い、 夜の学習は、山と海をつなぐポスターの構想を練りました。
2日目はあいにくの雨で、研修室で島に生息する生物などを学習し、その後、漁業の様子が一目でわかるセンター併設の資料館で海について学びました。

子どもたちは、普段の生活では経験できない様々な海での暮しや自然の大切さを 実感することができたようです。

今年も大分市に苗木を贈呈

2016年10月03日更新

TOSみどり森・守財団では、おおいた食と暮らし祭典の会場で無料配布される苗木を毎年大分市に寄贈しています。
 今年は10月3日(月)、藤澤民雄理事長が大分市を訪れ贈呈式が行われました。
式では、藤澤理事長が「大分市が進めています緑化推進事業の趣旨に賛同し、無料配布用苗木を贈呈します。」と目録を読み上げサザンカの苗木を贈呈しました。
これに対し、佐藤樹一郎市長は、「地球温暖化が進み、みどりの大切さは皆の認識する所です。頂いた苗木が住宅の庭に植えられ大分市の緑化に寄与してくれるものと思います。」とお礼の言葉を述べました。
 財団から大分市への苗木の寄贈は、今年で8回目になります。贈った苗木はサザンカ、ハナミズキなど9種類600本です。
これらの苗木は。10月15日(土)10時から、おおいた食と暮らしの祭典のイベントの一つとして植木造園展会場(城址公園)で市民に無料配布されました。

しいきアルゲリッチハウスに庭園植栽

2016年06月30日更新

世界的な文化活動団体アルゲリッチ芸術振興財団が別府市に建設した「しいきアルゲリッチハウス」の庭園植栽について、みどり森・守財団に協力要請があり、2015年5月15日の竣工に向けて、オリーブやユーカリなど16本の庭園木を寄贈、植栽した。

これは、財団活動の内、森林づくり活動助成事業として行われ、過日アルゲリッチ芸術振興財団から感謝状をいただいた。 音楽文化の活動拠点として建設された「ハウス」の庭園に植栽された木々の緑が、今後訪れる人々の憩いの場となることが望まれる。

「ハウス」の庭園植栽(5月15日)

感謝状贈呈式(6月5日)

宇佐市安心院町深見地区で植樹大会開催

2016年03月15日更新

当財団では公益法人としての事業である「森林、河川、海を守り育てる啓発のための諸行事」の主要事業として植樹祭を毎年実施しています。
植樹祭8回目となる27年度は3月6日(日)に宇佐市安心院町深見地区の仙の岩公園と農村公園周辺で実施しました。

当地を桜の名所にしようということで谷あいの治水を兼ね、「宇佐市深見地区さくらの里づくり植樹大会」と銘打って、地元深見地区まちづくり協議会との共催という形で開催しました。

午前11時からの開会式では藤澤民雄理事長が「植樹したサクラが満開になり、憩いの場、観光の名所になる事を願っています」と挨拶。安心院町深見地区の方々を中心に、「宇佐自然と親しむ会」や「NPO法人USAネットワーク」といったグループなど約130人が参加し、桜の苗木を植えて行きました。

この日は、皆さん1時間ほどの作業に汗を流しました。植樹にはソメイヨシノ200本とギョイコウ50本が用意され、そのうちの160本をこの日に植えました。残る90本は地区の方々にお願いして地区全体に植えてもらい、深見地区全体をサクラで包もうという計画です。

植樹作業の後は地区の方々による心温まる炊き出しで、カレーライスと豚汁とジビエ料理に舌鼓を打ち、恒例のお楽しみ抽選会も行われて参加者の交流も図られました。

TOSみどり森・守財団 平成27年度「山と海の交流事業」

2015年07月28日更新

みどり森・守財団では、活動の一環として山間部の小学生が海岸部で、 海岸部の子供たちが山間部で、それぞれの自然を体験して環境を守ることの大切さを 知ってもらおうという交流事業を助成しています。

これまでは山間部の子供たちが海で学ぶケースが多かったのですが、 今年平成27年度は島で暮す小学生が山間部の生活を体験することになり、7月22、 23の両日、佐伯市立大入島小学校の児童15人が由布市立阿蘇野小学校を訪ねて 阿蘇野小の児童11人と交流キャンプを行いました。

開会式の後、両校の児童が入り混じった4つの班を作り、自己紹介をしてお互いを 知ってもらう事から交流がスタートしました。

阿蘇野小の児童が案内役となって、山間部ならではの清流を利用したエノハの養魚場を見学したり、化石の発掘を体験したりとプログラムも盛りだくさんで、夜は校舎内に 泊まってのキャンプも行われました。

大入島小の子供たちは普段の生活では経験できないさまざまの山間部の暮しや自然の 大切さを実感したようで、今年の秋は阿蘇野小の子供たちが大入島を訪れて島の生活を 経験することになっています。


大入島小の児童をお迎え互いに自己紹介

最優秀賞に石田建蔵さん(大分市立滝尾小学校5年)

2015年04月01日更新

第5回小学生作文コンクール表彰式

地球温暖化防止キャンペーン第5回小学生作文コンクールの表彰式が平成27年2月21日(土)テレビ大分本社で開かれました。式では財団の理事の皆さんが見守るなか、TOSみどり森・守財団の藤澤民雄理事長が「皆さんから素晴らしい作文を寄せて頂きました。どの作文も、身の回りの自然環境をしっかりとらえ、体験したことや考えたことを上手にまとめていて、皆さんの環境問題への思いが伝わってきました。これからも地球環境の事を思いやり、今頑張っている活動をずっと続けて下さい」とお祝いの言葉を述べました。
そして入賞者一人一人に賞状と楯、副賞の図書カードを贈りました。その後、最優秀賞の石田建蔵さんの作文朗読がありました。
最後に審査員長の後藤榮一県教育庁義務教育課長が「審査は(1)自分の考え、主張が明確であるか、(2)体験談に基づいているか、(3)文章構成がしっかりしているかの3点で審査しました。作品は清掃活動を通した環境保全の必要性を訴える作文、自然環境の保全に心を配り、未来への提案をしている作文など、疑問に感じた事を調べたり、社会活動を通じて感じた事など、どれも自分の考えや体験を、自分の言葉でしっかり表現できていました。」と作品の講評を行いました。

入賞者は以下の通りです。

最優秀賞

石田建蔵さん(大分市立滝尾小学校5年)「山のめぐみをいつまでも」 


優秀賞

井下 愛奈加さん(日田市立小野小学校6年)「田植えで学んだ自然の大切さ」
佐藤 春菜さん(大分市立森岡小学校5年)「木はあたり前のものではない」
引地 杏奈さん(国東市立熊毛小学校6年)「いつまでも残したい熊毛の海」


入選

阿部 真尋さん (大分市立滝尾小学校5年) 「山を大切にする努力」
安東 利花さん (大分市立高田小学校6年) 「森の恵みに感謝」
池田 彩乃さん (大分市立賀来小中学校6年) 「ゴミをへらすためには?」
伊藤 敬吾さん (由布市立阿蘇野小学校6年) 「ずっとつりができる川で」
伊東 浩也さん (杵築市立東山香小学校5年) 「田んぼはすごい」
鹿野 楓花さん (姫島村立姫島小学校6年)「姫島ジオパークの認定・二年目」
河野 蒼志さん (大分市立川添小学校5年) 「自然に学んだこと」
迫 るり子さん (杵築市立東山香小学校5年) 「がんばれ、ミノムシ」
佐藤 那南さん (竹田市立南部小学校6年) 「流木」
角野 恵菜さん (大分市立川添小学校5年) 「自然のスーパードクター」
高橋 優花さん (佐伯市立本匠小学校5年) 「番匠川のきれいな水」
堤 さくらさん (佐伯市立上堅田小学校6年) 「おいしい水」
西村 凌風さん (中津市立三郷小学校5年)「生きなければならない命のために」
古庄 彪真さん (竹田市立南部小学校6年) 「旬の物はすごい!!」
宮崎 友紀菜さん (大分市立滝尾小学校5年) 「森って大切なもの」
幸  慈空さん (大分市立大在西小学校5年) 「地球温暖化現象」
(あいうえお順)


学校賞

・中津市立小楠小学校 ・別府市立亀川小学校 ・大分市立こうざき小学校 ・大分市立賀来小中学校 ・佐伯市立上堅田小学校 ・竹田市立南部小学校

審査会:平成26年11月27日実施


最優秀賞 「山のめぐみをいつまでも」 大分市立滝尾小学校5年 石田 建蔵

ぼくの田舎は世界農業遺産に認定された。 「『クヌギ林とため池の循環型農業システム』が世界でも貴重である。」と認められたからだ。 この世界農業遺産をみんなに知ってもらおうと、祖父はウォーキングガイドをしている。 その祖父にクヌギ林とため池がどうつながっているのか教えてもらった。クヌギ林の落ち葉には、山の保水性を保ち、土に栄養分を与える力がある。雨がそこを通り、栄養分たっぷりの水となってため池に流れ込むのだ。そのため池の水は、昔から稲や七島イを育てるのに使われていた。そして、余った水は海に 流れ、磯の生態系を作ってきたそうだ。その 海の水は、蒸発して雨となり、またクヌギ林に降り注ぐ。それを聞いて、「山は見えないところで静かにいろいろなことにいいことをもたらしているのだな。」と思った。

 また、祖父の住んでいる国東半島は、昔から雨が少なく、水との戦いだったそうだ。だから、ため池をたくさん作ってきた。「国東 の人にとって、ため池の水はありがたい命の 水で、ため池やクヌギ林には、昔の人の知恵や努力がつまっているのだな。」と思った。

 ぼくは前、このクヌギ林でしいたけのコマ打ちをした。このときは、コマ打ちの楽しさしかなかった。クヌギ林にこんな大切な力があるとは思ってもいなかった。このままでは、 山は未来に残すことができない。今のぼくに はこの山に何ができるかわからない。しかし、 今ある自然を破壊しないことはできる。ゴミを少なくする。リサイクルできるようにゴミを分別する。新しい物をすぐに買わないように物を大切にする。これが、今のぼくにできることだ。普段の生活の中では、つい自然のことを忘れてしまうけれど、祖父のウォーキングガイドに参加して自然にふれあい、昔の人の知恵と努力をいつも思いだし、自然を大切にし、山のめぐみを伝えていきたい。

(作文は原文のまま掲載しています。)

「きりかぶ緑の少年団(玖珠町)」にTOSみどり森・守環境大賞

2015年04月01日更新

 当財団では森林、河川、海など私たちを取り巻く環境の保護、育成や調査、研究など他の模範となる活動を続けている個人、団体を「TOSみどり森・守環境大賞」として毎年顕彰しています。
5回目は平成26年12月2日の臨時理事会で、平成2年から24年間活動を続けている玖珠町の「きりかぶ緑の少年団」を選出しました。

  「きりかぶ緑の少年団」(団員数22名)は、長年にわたり野鳥観察や植樹活動を実施し地域の環境緑化に貢献したことが大分県功労者団体として知事表彰を受け、TOSみどり森守財団主催の山と海との交流事業に2度も参加し、海辺の清掃、自然観察等の学習活動に参加するなど、多彩な活動に取り組んでいる事が評価されました。

 平成27年2月21日、財団の理事の皆さんが見守る中、表彰式が行われ、藤澤民雄理事長から団長の帆足真奈さん(玖珠町立塚脇小学校6年)に賞状が、また副団長の古味匠さん(塚脇小学校5年)に副賞が贈られました。 受賞した帆足さんは「表彰されて本当にうれしい。これからも森を大切にする活動を続けて行きたい」と喜びを語っていました。 財団では今回で6団体、1個人を表彰した事になります。

「山と水の話」や「浜辺の自然観察」を勉強  日田市・高瀬みどりの少年団

2014年09月03日更新

当財団では、日ごろ、山で活動しているみどりの少年団に川や海の事も体験してもらうことを願って、「山と海の交流事業」として山の子どもたちに海での体験研修を助成しています。

9回目となることしは日田市の「高瀬みどりの少年団」39名が豊後高田市にある県香々地青少年の家で8月7日、8日の日程で体験研修を行いました。

開会式では財団の藤澤民雄理事長から「日ごろ接することのない海の自然を身体中で楽しんで下さい」と激励の言葉をいただいた後、さっそく大分大学名誉教授の川野田實夫先生から水のあれこれについて話がありました。

川野先生は「森林の腐葉土から出る二酸化炭素を溶かした雨水が、炭酸水となって岩石を溶かし、そこから溶け出した栄養塩が川を通って海に流れ込むなどと、実際に試薬を使って三角フラスコに入れた「雨水」「川の水」「海の水」の養分の違いを演示実験しました。 子どもたちは先生を取り囲みフラスコの水の変化の様子を興味深そうに見つめていました。

カニの様子を観察する団員たち
磯の植物の説明を聞く団員たち



続いて子どもたちは、近くの磯に移動し、環境省環境カウンセラーの宇佐市の大塚政雄先生にカニのオスとメスの見分け方を教わるなど海の生物の自然観察会を行いました。子どもたちは普段見ることのない生物を手に取るなど興味津々でした。
その他、浜辺の清掃をしたりして、里山では味わえない夏のひと時を楽しみました。

 事務局長 生野克己

豊後高田市夷谷で植樹祭開催

2014年03月04日更新

当財団では公益法人としての事業である「森林、河川、海を守り育てる啓発のための諸行事」の主要事業として植樹祭を毎年実施しています。

植樹祭7回目となる25年度は3月2日(日)に豊後高田市夷字佐屋の夷谷温泉周辺で実施しました。当地は昔桜の名所だったということで谷あいの治水を兼ね、「夷谷さくらの里づくり植樹祭」と銘打って、地元東夷自治会との共催という形で開催しました。

午前11時からの開会式では藤澤民雄理事長が「植樹したサクラが満開になり、憩いの場、観光の名所になる事を願っています」と挨拶。豊後高田市を中心に、大分市周辺からは「グリーンヘルパーの会」や「大分みちの会」といったグループなど約170人が参加し、市有地6600平方メートルの土地に桜の苗木を植えて行きました。

この日は前夜までの雨は上がったものの、ぬかるんだ所も多く、穴を掘るのに苦戦する姿も見受けられましたが、皆さん1時間ほどの作業に汗を流しました。植樹にはソメイヨシノ300本とギョイコウ100本が用意され、そのうちの300本をこの日に植えました。残る100本は周辺の住民にお願いし敷地内を含め地区全体に植えてもらい、夷谷全体をサクラで包もうという計画です。

この日植えた苗木が将来花を付けると、ここ夷谷は一面サクラの花で覆われる光景が見られるでしょう。 もちろん作業の後、植樹祭恒例のお楽しみ抽選会も行われ、参加者の交流も図られました。




今年も大分市に苗木を贈呈

2013年09月30日更新

TOSみどり森・守財団では公益目的事業として(1)森林、河川、海を守り育てる啓発のための諸事業 (2)森林、河川、海を守り育てる活動に対する助成事業 (3)活動に対する表彰事業 (4)各種情報提供事業を主な事業として展開しています。

このうち助成事業として大分市生活文化展の会場で無料配布される苗木を毎年大分市に贈呈しています。
今年は9月24日、藤澤民雄理事長、岩尾保次常務理事、釘宮潔事務局長が大分市を訪れ贈呈式が行われました。

式では、藤澤理事長が「大分市が進めています緑化推進事業の趣旨に賛同し、無料配布用苗木を贈呈します」と目録を読み上げ釘宮磐大分市長に贈りました。
これに対し、釘宮市長は、「地球温暖化が進みみどりの大切さは皆の認識する所です。頂いた苗木が住宅の庭に植えられ大分市の緑化に寄与してくれるものと思います」とお礼の言葉を述べました。

財団から大分市への苗木の寄贈は今年で5回目になります。
贈った苗木はサザンカ(100本)、カクレミノ(100本)、ハナミズキ(100本)、トサミズキ(50本)、イッサイサルスベリ(30本)、ハナズオウ(30本)、ミツバツツジ(30本)、ブルーベリー(100本)、オリーブ(60本)の9種類600本です。
これらの苗木は10月4日、大分市生活文化展の開会イベントの一つとして市民に無料配布される事になっています。

倉木山植栽地で下草刈ボランティアを実施

2013年07月31日更新

当財団では「おおいた森林組合」が取り組んでいる「山桜日本一の里づくり」に協賛して由布市湯布院町倉木山の1.89ヘクタールにこれまでヤマザクラやヤマモミジ、ケヤキの苗木合計2,700本を植樹してきました。

これらの苗木は順調に生育していますが、「もっと、もっと大きく育て」と今年はその植栽地の整備をしようと7月28日(日)下草刈を実施することになりました。

午前9時より開会式を行い、当財団の岩尾保次常務理事が「別府から降りてくるとここの綺麗な山が迎えてくれる。当財団としてこれからも倉木山に関わっていきたい」と挨拶した後、平成19年、最初に植樹したエリアの草刈に取り組みました。初めて実施した下草刈ですが「NPO法人大分グリーンヘルパーの会」や「ボランティアみちの会」の皆さんなど40名近くの方の参加を頂きました。

参加者は鎌を手に生い茂った雑草に立ち向かい、また自宅から刈払機を持参して頂いた方もいて、山は見る見るきれいに整備されました。

7月に入って真夏日が続き、炎天下での作業を覚悟していましたが、当日は曇り空で、湯布院町の28日の平均気温は25.5度と正に天の助けといった天気でした。作業終了後は、恒例のお楽しみ抽選会で交流を深めました。

山・川・海の係わりを学ぶ~中津市 三郷小学校みどりの少年団~

2013年07月31日更新

山の子供たちに海辺の体験を通して自然環境について考えてもうらおうという「山と海の交流事業」が7月24、25日の両日、佐伯市蒲江のマリンカルチャーセンターで行われました。

8回目となる今年は中津市の三郷小学校みどりの少年団15人が招待されました。初日の24日は開講式が行われ、財団の藤澤民雄理事長から「日ごろ出来ない事をたくさん体験し楽しい思い出を作って下さい」と激励を受けた後、大分大学名誉教授の川野田實夫先生が講師となって「水」について勉強しました。

川野先生からは、森林の腐葉土から出る炭酸ガスが雨水に溶け、炭酸水となって岩石に含まれているミネラルやケイ素、チッソなどの養分を溶かして川から海へと流れていくことを教わりました。

団員たちは「川の水」や「海の水」を霧吹きで噴霧してバーナーで燃やし、混合物の存在を確認したり、試薬を使ってケイ素の濃淡を調べたりして、海や川の栄養素にとって森林がとても大切な働きをしている事を学びました。

その後、海岸へ出て、県植物研究会会長の真柴茂彦先生と潮の引いた海岸で生き物の観察をしたり、浜辺の生物の根の様子などを勉強したりしました。


「高瀬みどりの少年団(日田市)」にTOSみどり森・守環境大賞

2013年06月05日更新

当財団では森林、河川、海など私たちを取り巻く環境の保護、 育成や調査、研究など他の模範となる活動を続けている個人、団 体を「TOSみどり森・守環境大賞」として毎年顕彰しています。

4回目の今年は5月25日審査会を開き、昭和60年から28年 活動を続けている日田市の「高瀬みどりの少年団」を選出しました。

「高瀬みどりの少年団」(団員数36名)は山林の下草刈り や枝打ち、除伐作業といった奉仕活動や各種植樹大会に積極的に 参加し、長年にわたり環境保護活動に取り組むとともに、サマ ーキャンプや冬山での宿泊研修を通して森の大切さや自然の厳し さを学ぶなど、年間を通して多彩な活動に取り組んでいる事が評 価されました。

5月27日、財団の理事が見守る中、表彰式が行われ、結城宣孝理 事長から団長の長谷享君(日田市立高瀬小学校6年)に賞状が、ま た副団長の中村吉輝君(高瀬小学校6年)に副賞が贈られました。

受賞した長谷君は「表彰されて本当にうれしい。これからも森を大 切にする活動を続けて行きたい」と喜びを語っていました。 財団ではこれで5団体、1個人を表彰した事になります。

中津市立三郷小学校などに図書を贈呈

2013年03月21日更新

TOSみどり森・守財団では小学生作文コンクールで、最優秀賞と優秀賞を受賞した児童の通う小学校に、記念の図書を贈呈しています。これは財団の5つの事業の内のひとつ、森林、川、海を守り、育てるための啓発活動の一環です。

今年は3月4日から7日までの間、三浦常務理事と釘宮事務局長が、最優秀賞に選ばれた山中希実さんの通う中津市立三郷小学校の他、大分市立荷揚町小学校、東稙田小学校、日田市立三芳小学校、宇佐市立宇佐小学校の5校を訪問しました。

このうち三郷小学校では三浦常務理事が「自然環境について考える一助にして下さい」と目録を贈ると、藤本裕一校長は「児童は日頃から自然の観察などに取り組んでいます。頂いた本をこれからの活動に活かしていきたい」と喜びを語っていました。

贈呈図書は講談社発行で、全国学校図書協議会などの選定図書にもなっている富山和子さんの「自然と人間」シリーズのうち、「森は生きている」「川は生きている」「海は生きている」で、3冊をセットにして1校あたり3セット計9冊贈りました。

なお、今回の地球温暖化防止キャンペーン、第4回小学生作文コンクールには県内28の小学校からちょうど100点の応募がありました。

湯布院町倉木山での植樹大会終了のお知らせ

2013年03月06日更新

毎年春に実施して参りました湯布院町倉木山での植樹大会は、倉木山の残った土地が岩場ばかりで植樹に適さない為、前回6回大会(平成24年4月実施)をもちまして終了させて頂きます。
植樹に替わり今年は6月か7月頃、これまで植樹した場所での下草刈を予定しています。
その際は奮ってボランティア参加をお願いします。
尚、倉木山ではこれまで約2ヘクタールの林野に山桜、ヤマモミジ、ケヤキを合計2700本植樹しました。

平成25年3月6日

公益財団法人TOSみどり森・守財団

最優秀賞に山中希実さん(中津市立三郷小学校6年)

2013年01月31日更新

第4回小学生作文コンクール表彰式

地球温暖化防止キャンペーン第4回小学生作文コンクールの表彰式が1月27日テレビ大分本社で開かれました。式ではTOSみどり森・守財団の結城宣孝理事長が「皆さん素晴らしい作文を寄せて頂きました。これからも地球環境の事を思いやり、今頑張っている活動をずっと続けて下さい」とお祝いの言葉を延べました。そして入賞者一人一人に賞状と盾、副賞の図書カードを贈りました。最後に審査員長の小池一彦県教育庁義務教育課長が「審査は(1)自分の考え、主張が明確であるか、(2)体験談に基づいているか、(3)文章構成力がしっかりしているかの3点に重きを置いて審査しました。作品は写真から疑問に感じた事を調べてみたり、社会活動を通じて感じた事など、どれも自分の考えや体験を、自分の言葉でしっかり表現できていました。」と作品の講評を行いました。

最優秀賞

山中 希実さん (中津市立三郷小学校6年) 「山と川と海のつながり」


優秀賞

竹内 陽哉くん (大分市立荷揚町小学校5年) 「ぼくにも出来るエコライフ」
江藤 未来さん (大分市立東稙田小学校6年) 「自然の怒り」
高瀬 愛梨さん (日田市立三芳小学校6年) 「自然環境を守る」
井本 遥香さん (宇佐市立宇佐小学校5年) 「宇佐神宮の自然を守る」


入選

宮崎 桃子さん (大分市立西の台小学校6年) 「今の私にできること」
上岡 稀生子さん (大分市立大道小学校6年) 「上野の森で遊んで」
佐藤 涼凪さん (大分市立大道小学校6年) 「今、私ができること」
羽田 礼乃さん (豊後大野市立百枝小学校5年) 「わが家の緑のカーテン」
伊藤 美彩さん (豊後大野市立三重第一小学校6年) 「三重川をきれいにしよう」
藤原 琉奈さん (玖珠町立塚脇小学校5年) 「海辺のキャンプ」
上福 希知くん (中津市立三郷小学校6年) 「豊前海の豊かな水産資源を守る為に」
後藤 緒珠さん (日田市立三芳小学校6年) 「三芳小の環境自まん」
小川 未夢さん (豊後高田市立草地小学校6年) 「この夏、私が考えたこと」
末高 優菜さん (豊後高田市立呉崎小学校6年) 「学校で取り組んでいる事」
塚田 都美さん (豊後高田市立桂陽小学校6年) 「自然は友だち」
常盤 優菜さん (宇佐市立長洲小学校5年) 「魚が住める海に」
坂内 絢香さん (宇佐市立駅館小学校6年) 「私達の大切な緑について考える」
塚本 怜 さん (宇佐市立高家小学校6年) 「森林の恵み」
伊藤 茉里亜さん (津久見市立堅徳小学校5年) 「ゴミも燃料、もったいない!!」

(順不同)
審査会:平成24年11月21日実施


最優秀賞 「山と川と海のつながり」 三郷小学校6年 山中 希実

社会科の時間に、私たちは先生から、海の漁師さんが山に木を植えている写真を見せてもらいました。私は、なぜ漁師さんが木を植えるのか不思議に思い、みんなでそのわけを予想しました。木を育てて船にする。とか、木の実をえさにする。とか、いろいろ考えました。  そして、私たちは、そのヒミツをさぐるため、中津干がたに行ってみることにしました。中津干がたには生き物がいっぱいいました。貝、魚、エビ、カニ、カブトガニなどがいました。生き物の観察が終わったあと、水辺に遊ぶ会の足利さんがヒントをくれました。 「海には山国川から栄養がたくさん流れてくるんだよ。だから海の生き物や魚がよく育って、漁師さんが喜ぶんだよ。」 と、言っていました。しかし、私たちは、ひとつ疑問がありました。その栄養は、どうやって作られるのでしょうか。  今度は、この疑問を解決するために、山国川の源流「薬師けい谷」に行ってみることにしました。源流のまわりには木がたくさんあり、葉っぱが落ちて地面がフワフワしていました。そして、水生こん虫調査をしました。コオニヤンマ、カゲロウ、カワゲラ、トビゲラなど、たくさんのこん虫が見つかりました。調査のあと、緑の少年団の泉さんが教えてくれました。 「源流には葉っぱがたくさんあって、その葉っぱを小さな生き物たちが分解してくさらせるんだよ。その葉っぱがくさったものが栄養になるんだよ。」 と言いました。  私たちの住んでいる山国町の森林で栄養が作られ、それが山国川を下り、豊前海にそそいで、豊かな水産資源を支えているのでした。私は自然はすごいなと思いました。この自然をいつまでも守っていきたいです。

作文は原文のまま掲載しています。

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